今日は少しオカリナについて考えてみます。
オカリナは誰でも気軽に楽しめる素晴らしい楽器です。音を出す事自体はとても簡単です。
しかし、極めようと思うと、一生かかってしまう程、奥の深い楽器でもあります。
オカリナの起源はマヤ文明にまでさかのぼるそうです。
19世紀に西洋に伝わり、ジュセッペ・ドナティ (Giuseppe Donati) によりほぼ現在の形が確立されたとのことです。
ちなみにオカリナの名前はイタリア語の「小さなガチョウ(oca:ガチョウ rina:小さい)」に由来します。 イタリア語なのでオカリナではなくオカリーナとこだわって呼ぶ方もいらっしゃいますね。
オカリナは、土で出来ている楽器です。土に還るって素晴らしいですよね。
まさに大地の音色です。
陶器の器を見て使って楽しむように、オカリナには楽器を作品として陶器と同じように楽しむ事も出来るという魅力もあります。
水と土と火で原始的に作られている楽器だけに、作り手によって音が違います。同じ作り手でも作品毎に同じ様には出来ません。窯に火を入れる瞬間は本当に祈る気持ちだと思います。
なのでオカリナを沢山集めてしまう癖はみなさんあるみたいです。
自分が気に入ったオカリナで演奏することが楽しむ事の秘訣なのかもしれませんね。